「この世界の片隅に」がとても良かった|映画感想口コミレビュー

U-NEXTの無料会員登録で貰ったポイントで、「この世界の片隅に」を観てみました。

CMなどで観た事があるなぁーくらいの軽い気持ちだったんですが、もの凄い名作映画でした。
主人公の”すず”の声は、のん(能年玲奈)さんです。
のんさんは独特の声なので、キャラクターの声として聴けるかな?とも思ったんですが、すっかり”すず”の声として馴染んでいました。
女優さんって凄い。。

映画の内容

映画の舞台は、広島の呉。
終戦前後の激動の時代を暮らしが描かれています。

広島市の江波から呉に嫁いできたすずは、戦争で配給もどんどん減っていく中でも、工夫をして毎日を”普通に”暮らしていきます。
しかし日本海軍の根拠地でもあった呉には、何度も空襲が襲います。
どんどん大切なものが失われていく中、どう生きていくのかという事が描かれています。

戦争の中の普通

絵が好きなすずが、空襲の様子をみて「今ここに絵の具があれば…」と思う場面があります。

坂口安吾が堕落論という本の中で、「戦争という一人の力ではどうしようも無い運命に従順な人間の姿には奇妙な美しささえあった」と書いていました。
空襲中も「たとえ爆弾の絶えざる恐怖があるにしても、考えることがない限り、人は常に気楽であり、ただ惚れ惚れと見とれておれば良かったのだ」とも書いています。

戦争中も常に恐怖や緊張状態が続いている訳ではなく、作中でも描かれているように、”普通の暮らし”が多くあったんだろうと思います。

誰もが観るべき映画

戦争中の暮らしというものがどういうものだったのか、というのがとてもわかりやすく描かれています。
画も美しく、特に主人公のすずはどこか抜けていながらも毎日をしっかり生きている魅力的なキャラクターです。
映画としてもとても面白く、戦争の悲惨さも学ぶ事が出来るとても素晴らしい映画でした。

教科書で”戦争によってどれだけの人が亡くなった”と学ぶよりも、”一つの普通の家族が戦争という時代をどう過ごしたか”と学んだ方がより伝わるのかも知れないとも思います。

戦争の悲劇にクローズアップしすぎても、現代を生きるわたしたちには伝わりません。
しかしそういった部分も描かないと、戦争の悲惨さを伝える事が出来ない。
「この世界の片隅に」は、そのバランスが絶妙にとれた映画です。

「この世界の片隅に」は、U-NEXTの無料会員登録で貰ったポイントで観ることも出来るので、おすすめです。
日本人はもちろん、全世界の人に観て欲しいなと思います。

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