「一瞬で自分を変える法」が面白かったので、「一瞬で”自分の夢”を実現する法」を読んでみました。
こちらも著者はアンソニーロビンズさんです。
大ベストセラー『一瞬で自分を変える法』に続く、世界ナンバー1カリスマコーチによる「夢・実現」へのアクションガイド。
全世界で1300万部突破!「世界中の成功者が、この本で奇跡を体験した!」(本田健)
アンソニー・ロビンズは、一般社会人からビジネスマン、一国の政財界のリーダーにいたるまで圧倒的な支持を誇り、その驚異的な実績は他の追随を許しません。
その奇跡とも言える「結果を出す具体的方法」を、ロビンズ一流の情熱と明快さでまとめたのがこの本。
原題 AWAKEN THE GIANT WITHIN を直訳すると「自分の中にいる巨人の目を覚ませ」になりますが、「巨人=あなたの無限の可能性」という意味が込められています。
前作をさらにパワーアップした本書には、“瞬間的な目覚め”を促す力が詰まっています。
「黄金の答えを引き出す質問テクニック」「運命を動かす決断の法則」「苦痛と快感の原則」「変身ボキャブラリー」など、印象的なノウハウが満載、この秋一番の話題作をぜひご一読ください!
パワーを集中させる
夢を実現させるには、あれもこれもと手を出していては、効率もよくありません。
アンソニーロビンズは、一つの分野へ力を集中させるべきだと説いています。
望み通りの結果が手に入らない原因の一つは、パワーを一点に集中させられないことにある。
多くの人は、何事もちょっとかじってみるだけで、何かをとことん追求してマスターする気などない。要するに、人生で成功できない人は、些細なことばかりに気を取られているのだ。
改善する
目標に向かって行動を開始したら、常に改善も意識する必要があります。
本当に効果が出る行動か、無駄な部分は無いかなど、常に変化し改善する必要があります。
アンソニーロビンズは”変化の三大基本原則”として、下記の3つを挙げています。
私がどうやってあのみじめな人生から抜けだしたか。それは自分に対する要求を厳しくしたこと。
私の場合、自分の人生で達成したい目標だけでなく、今後受け入れがたいことと、耐え難いこともすべて書き出した。
2.ゆるがない信念を持つ
信念があってこそ、すべての行動、思考、感情が形成される。
3.戦術を変える
最適な戦術にする。
夢を実現する最善の戦略は、自分と同じ夢をすでに実現した人を見つけ、手本にすること。
常に改善を意識し、毎晩自分に3つの質問をしてみましょう。
・今日は何を学んだか
・今日は何を改良したか
・今日は何を楽しんだか
結果を変えたいならば、やり方を変える必要があります。
そのためには質問力も大事なのです。
[問題解決の質問]
・この問題のいいところ
・まだ改善の余地はあるか
・思った通りの結果をえるために、やろうと思うことはどんなことか
・このまま続けてはいけないことはなにか
・必ずやらなければいけないことを楽しくやるにはどうすればいいか
決断力
人間の運命を決定づけるのは廻りの環境でなく、各自の決断だとアンソニー・ロビンズは説いています。
10年後の自分の為に、今日何をするべきか?
決断した瞬間にあなたの運命は決まるのです。
つまり「人生を根底から大変革させる力」とは、決断する力ということ。
決断は、どんな成果を達成したいかだけでなく、将来自分はどんな人物になりたいかも決めておく必要があります。
そして、自分と周囲に課す基準を決めます。
最低線をきちんと決めておかないと、自分の理想に合わない行動や姿勢、価値観を甘んじて受け入れてしまう危険があるからです。
たとえうまくいかなくても、悪天候でも、基準に満たないものは毅然として拒否し、自分で決めた高い理想に合わせて生きていく覚悟が必要だ。言い訳はしてはいけない。
あなたには、一瞬にして人生を大きく変える力がある。
どんなことでもいい。
今日仕事に行く義務などないし、海外に移住してもいい。仕事がいやなら、変えればいい。自分が嫌なら、変えればいい。健康な身体が欲しければ、変えればいい。
今この瞬間に変えられる。
一緒に仕事をしたい人に電話をかければ、仕事になるかもしれない。
石にかじりついてでもやるという気持ちが大事だ。
そして決断とは、目標達成に全力を注ぎ、それ以外の可能性はすべて切り捨てることだと言います。
目標の明瞭さこそが、パワーの源なのです。
また”自分の運命を左右する三つの決断”として、下記の3つを挙げています。
・どんな意味付けをするか
・望み通りの結果を出すために、どんな行動をとるか
何も考えず無意識に決断すると、周りに流されやすくなってしまうのです。
そもそも人が何かの決断を下す際、脳は下記の5つが影響すると言います。
2.人生の価値観
3.参考とする経験
4.いつも自分にしている質問
5.心の状態
この5つのうち、一つを変えるだけでも大きく変化するのです。
目先のことに右往左往するな。
現状の苦痛に恐れ、将来の成功を逃すな。
自分への質問
アンソニーロビンズは、毎日朝と夜、自分への質問(パワークエスチョン)をする事を勧めています。
それによって毎日目標に意識を向ける事が出来るのです。
人間は「これって何のためにやってたっけ?」ということ、結構ありますからね。
・今、自分の人生で何が一番幸せか
・何が刺激的か
・何に誇りをかんじているか
・何に感謝しているか
・何が楽しいか
・何に一番打ち込んでいるか
・誰を愛し、誰から愛されているか
夜には下の3つを加える
・今日、世のため人のために役立つことをしたか。どういうふうに役立ったか
・何か新しいことを学んだか
・今日という日は、自分の人生の質を高めるものだったか。今日という日を将来への投資として生かせるか。
言葉の力は計り知れないのです。
目標は大きく
目標は大きければ大きい程ワクワク出来るものです。
アンソニー・ロビンズ自身も、
なぜなら、ワクワクするような凄い目標の為に頑張っているから。
より大きく、人を鼓舞するようなやりがいのある目標が大事。
と言っています。
大きな目標を設定したくても、つい現実に目を向けてしまいますよね。
でも、「”現実的”に考えているだけではブレイクスルーできない」のです。
強い確信を持ち、必ず出来ると肯定する。
どうせ人生で失敗するなら、自分の脳力を過大評価して失敗するほうがいい。
人間は想像を遥かに超える能力を内に秘めているから、実際に過大評価するのは極めて困難だ。
人間は潜在能力の数%しか使えていないと言います。
どんどん自分を過大評価して、挑戦していきましょう!
とことん落ち込むこともないかわりに、熱狂的に興奮したり、喜びを露わにすることもない_こんな人も居るのだ。
自分に厳しく
とはいえ、毎日の暮らしで人間は楽な道に行ってしまったりということもありますよね。
アンソニー・ロビンズは3つの有害行為と手を切るべきだと説いています。
やるべきことがわかっていても、実行するだけのエネルギーが湧いてこない人が多い。人生を改善する余地があると思いながらも、テレビの前に座ってジャンクフードを食べ、新たな成長を促す気力を垂れ流しにしている。
・恐怖
今の平凡で安全な生活の方が気楽だと思っている。
「あの時ああしていたら、どうなったかなあ」と思いながら人生を終える人が多すぎる。
そんな人生を送ってほしく無い。
・習慣の落とし穴
有害行為と手を切り、チャレンジをした人にだけ手にできる4つの凄い効果として
・それに取って代わる「やる気の出る状態」を脳に覚えさせる
・人生をやり直せるとわかり、ぐっと自信が湧いてくる
・新しい習慣、基準、希望が自己成長をもたらす
という点を挙げています。
とにかく継続が大事です。
”成功は継続的なプロセス”なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実現したい夢がある人、やりたい事が見つからない人に是非おすすめの1冊です。
是非一度読んでみて下さいね。
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