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知識ゼロからのクラシック音楽鑑賞術|初心者向け入門|内容と感想|樋口裕一著

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樋口裕一さんによって書かれた本、知識ゼロからのクラシック音楽鑑賞術
クラシックというと敷居の高いイメージもありますが、この本はそんな初心者の方に向けたクラシック音楽の入門書となっています。
この本がとても面白かったので、どんな内容なのかを一部紹介しながらおすすめしたいと思います。

【目次】
クラシック音楽の歴史
オーケストラの楽器
クラシック音楽の曲の種類
国内・国外の主な音楽祭
まとめ

ベートーヴェン・モーツァルト・チャイコフスキー…
「クラシック音楽=癒し」だけではない!名曲の聴き方と楽しみ方

クラシック音楽は、心を落ち着かせる癒しの音楽のようなイメージが強いが、歴史や形式、作曲家の特徴を知るとまた違った鑑賞ポイントが見つかる。誰でも一度は聴いたことがある名曲の聴きどころ、演奏会で「生」の音楽を楽しむコツを紹介。
何から聴けばいい?どう楽しめばいい?と迷っているあなたも魅惑の世界への第一歩を踏み出せる!
性格タイプ別に自分にぴったりの曲が見つけられる診断コーナーや、自宅で早速聴けるCDつき。クラシックを“聴く耳”を育て、自分なりの聴きどころも極めれば、趣味の幅もぐんと広がる一冊。
チャイコフスキーがベートーヴェンの【運命】に受けた影響や、モーツァルトとブラームスの比較など、名立たる音楽家たちの知られざるエピソードも。

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クラシック音楽の歴史

西洋音楽史の起源は、グレゴリオ聖歌から始まりました。
9世紀から数え、1200年の歴史があります。

起源からこれまでのクラシック音楽の歴史をご紹介します。

5世紀頃〜15世紀初頭 中世
祈りの場で歌われていた
[主な作曲家]
ギヨーム・デュファイ(フランス)
15〜16世紀 ルネサンス
庶民でも楽しめる合唱曲、器楽曲も生まれた
[主な作曲家]
ヨハネス・オカゲム(フランス)
ジョスカン・デ・プレ(フランス)
ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ(イタリア)
16世紀末〜18世紀前半頃 バロック
貴族が音楽家を雇い、コンサートを開いて宮廷音楽が誕生した
[主な作曲家]
アントニオ・ヴィヴァルディ(イタリア)
ヨハン・セバスチャン・バッハ(ドイツ)
ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル(ドイツ→イギリス)
18世紀中頃〜19世紀初頭 古典派
家庭音楽や演奏会といった音楽を楽しむ場が生まれた
[主な作曲家]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(オーストラリア)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(ドイツ→オーストラリア)
フランツ・シューベルト(オーストラリア)
19世紀前半 ロマン派[前期]
作曲家の個性を重視した音楽が生まれた
[主な作曲家]
エクトル・ベルリオーズ(フランス)
フェリクス・メンデルスゾーン(ドイツ)
フレデリック・ショパン(ポーランド→フランス)
ロベルト・シューマン(ドイツ)
19世紀後半 ロマン派[後期] / 国民楽派
大オーケストラによる交響曲なども生まれ、クラシック音楽が花開いた
自分たちの民族に根ざした音楽が生まれた
[主な作曲家]
アントニン・ドヴォルザーク(チェコ)
グスタフ・マーラー(オーストラリア)
リヒャルト・シュトラウス(ドイツ)
19世紀末〜第2次世界大戦頃 近代
様々な芸術運動の影響を受け、従来の音楽感が大きく変わった
[主な作曲家]
レオシュ・ヤナーチェク(チェコ)
ジャコモ・プッチーニ(イタリア)
クロード・ドビュッシー(フランス)
アーノルト・シューンベルク(オーストラリア→アメリカ)
イーゴリ・ストラヴァンスキー(ロシア→アメリカ)
セルゲイ・プロコフィエフ(ロシア)
第2次世界大戦以降 現代
電子音楽など様々な試みが行われる
[主な作曲家]
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(ロシア)
ジョン・ケージ(アメリカ)
武満徹(にほん)

オーケストラの楽器

オーケストラで使われる楽器には様々な種類がありますが、主な楽器を紹介したいと思います。

弦楽器

ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
ハープ

木管楽器

フルート
オーボエ
クラリネット
ファゴット
ピッコロ

金管楽器

ホルン
トランペット
トロンボーン
チューバ

打楽器

ティンパニ

クラシック音楽の曲の種類

一口にクラシック音楽といっても、様々な種類があります。

室内楽

数人で演奏される音楽のこと

[二重奏曲(デュオ)]
ピアノ、弦楽器

[三重奏曲(トリオ)]
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ

[四重奏曲(カルテット)]
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ

[五重奏曲(クインテット)]
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、第1ヴィオラ、第2ヴィオラ、チェロ

[室内合奏曲]

独奏曲

1人で演奏する曲のこと

[ソナタ]
ピアノ独奏曲の中心

[組曲]
小曲を数曲連ねたもの

[変奏曲]
わかりやすいメロディを最初に示し、形を変えて演奏する

[エチュード]
「練習曲」と訳されるが、芸術的なものも多い

[即興曲]
形式に基づかない自由度の高い曲

管弦楽曲

オーケストラ曲ともいう。弦楽器や管楽器、打楽器などによって演奏される。

[交響曲]
オーケストラによるソナタといえる
[交響詩]
物語を音楽によって描いた曲
[協奏曲]
独奏楽器にオーケストラが伴奏をする形式
[組曲]
短い曲を並べたもの
[ディベルティメント]
数楽章からなる自由な形式の曲
[序曲]
オペラの上演前に演奏される曲だったが、独立して演奏される場合にもこの名称が用いられるようになった

声楽曲

人の声によって歌われる曲

[歌曲]
詩に歌をつけた曲

[合唱曲]
大勢の人が声部に分かれて歌う曲

[オペラ]
オーケストラ伴奏のついた歌芝居

[オラトリオ]
オペラと同じようにストーリーを持ち、歌手が役を演じる

国内・国外の主な音楽祭

国内の音楽祭

○別府アルゲリッチ音楽祭
4月または5月
名ピアニスト、マルタ・アルゲリッチを招いて行われる。

○ラ・フォル・ジュルネ
4月〜5月
フランスのナントが発祥で、現在では全国に広まっている。

○霧島国際音楽祭
7〜8月
ヴァイオリニストのボッセによってはじめられた。

○草津夏季国際アカデミー&フェスティバル
8月
若手音楽家が音楽を学ぶアカデミー。演奏会も行われる。

○サイトウ・キネン・フェスティバル
8月〜9月
小澤征爾が中心になり、故齋藤秀雄の教え子たちで結成されたオーケストラによる世界最高レベルのコンサートとオペラの公演が行われる。

○パシフィック・ミュージック・フェスティバル
7〜8月
バーンスタインによって開かれ、札幌を主会場に行われる

海外の音楽祭

○ザルツブルク音楽祭
7〜8月
モーツァルトの故郷であるザルツブルクで行われる音楽祭。

○バイロイト音楽祭
7〜8月
原則としてワーグナー作品のみが上演される。

○ルツェルン国際音楽祭
8〜9月
世界最高レベルの演奏家たちによるコンサートが開かれる。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この本では他にも様々な内容が載っています。

名曲の詳しい解説や、付録でCDも付いているので、実際に音楽を聴きながら解説を読むのも楽しいですよ!
是非一度読んでみて下さいね。

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