個人事業主やフリーランスにとって、会計・経理業務は出来るだけ簡単にシンプルにしておきたいもの。
その為には個人用と事業用で銀行口座・クレジットカードを分ける必要があります。
それでfreeeなどに事業用口座とカードを連携させれば、ほぼ自動で会計業務をやってくれますからね。
で、事業用の銀行口座とクレジットカードは、どれが最適なのか?という事を調べたので、ご紹介したいと思います。
良い銀行とカードの前提条件
今回想定しているのは小規模〜一般的な年収の個人事業主・フリーランスです。
そこでまずは銀行とクレジットカードを選ぶ際に重視した項目を挙げておきたいと思います。
銀行の選定基準
ATM入出金の手数料
銀行口座からお金を降ろす際、ATMを利用しますよね。
その入出金の際にかかる手数料が無料、もしくは安い銀行が良い銀行です。
時間帯によって無料だったり、月に◯回まで無料など様々な銀行があります。
振込手数料
取引先の口座にお金を振り込む際の手数料も、積み重なれば結構な金額になります。
振込手数料の無料回数が出来るだけ多い、もしくは安いものが良いでしょう。
デビットカード
銀行によっては、キャッシュカードとデビットカードが一体になっているものがあります。
デビットカードは、クレジットカードが翌月に支払いになるのに対し、使用したその場で口座からお金が引き落とされるというものです。
何かとあった方が便利です。
クレジットカードの選定基準
年会費
クレジットカードの年会費は、永年無料もしくは安いに越したことはありません。
ポイント還元率
小さな差でも、積み重なれば大きな額で変わるのがポイント還元率です。
クレジットカードのポイント還元率の平均は1%程です。
ETCカード
仕事で車移動などをする場合は、事業用のETCカードもあった方が便利でしょう。
最適なクレジットカード
上記の条件から、個人事業主・フリーランスにおすすめのクレジットカードは楽天カードです。
まず、楽天カードは年会費が永年無料。
そして楽天市場内での買い物はなんと4〜7%もの高還元率となります。
”デザインがダサい”、”ステータスが低い感じがする”などという人もいるかもしれませんが、事業用のカードなら関係ありませんよね。
楽天カードなら、ETCカードも年会費500円(税抜)で持つ事も出来ます。
(「楽天ゴールドカード」以上、または楽天PointClubでダイヤモンド・プラチナ会員ならETC年会費も無料)
また、楽天カードは審査が通りやすいのも特徴です。
他のクレジットカードだと、個人事業主・フリーランスなどの自営業ではサラリーマンよりも不安定なので審査に落ちたりする事もありますが、楽天カードならまず大丈夫です。
ちなみに僕は、個人用に使おうと思ったリクルートカードに落ちました。笑
審査に落ちるとしばらくクレジットカードを作りにくくなるので注意が必要です。
世の中には個人事業主専用のクレジットカードというものも存在します。
僕も独立したての頃は普通のカードじゃダメなんだと思って年会費の高いビジネスカードを使っていましたが、よく調べると別に普通のクレジットカードでも全く問題ないそうです。
ということで僕も楽天カードを事業用に使っています。
最適な銀行
そして次に、個人事業主・フリーランスに最適な銀行としては楽天銀行とジャパンネット銀行の2つを挙げたいと思います。
楽天銀行
最適なクレジットカードとして楽天カードを選んでいるので、一番相性が良いのはもちろん楽天銀行です。
楽天銀行の特徴とメリット
・楽天カードとの相性が良い
金利が倍になります。とはいっても時代がマイナス金利なので、ほぼ変わりません。
また楽天カードと楽天銀行を使うことで、使い勝手の面で利便性が上がるというのは大きいです。
楽天銀行のデメリット
・手数料が高い
かなり楽天のサービスを使い倒す人はランクが上がり優遇されるので別ですが、通常はATMの入出金手数料は一般的な料金レベルです。
本来は給与受取口座に指定するだけで月3回まで他行への振込手数料が無料になるので、企業に勤めている方にはお勧め出来ます。
しかし、個人事業主・フリーランスだとこの条件は微妙ですよね。
ジャパンネット銀行
楽天銀行は上記のデメリットがあるので、ATMで何回もお金を引出したいという方はジャパンネット銀行の方が良いと思います。
ジャパンネット銀行の特徴とメリット
まず、なんといってもメリットはATM手数料。
毎月最初の1回は無料(入金・出金それぞれ1回)で、毎月2回目以降も1回の入出金金額が3万円以上なら何度でも無料です。
ジャパンネット銀行のデメリット
ジャパンネット銀行は、振込手数料の優遇がありません。
とはいえフリーランスにとっては楽天銀行も同じこと。
しかし、楽天銀行が同銀行間の振込手数料が無料なのに対し、ジャパンネット銀行は54円かかります。
他行宛も、ジャパンネット銀行の方が数円高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
結果を簡単にまとめると、
という事になります。
以上、ご参考になれば幸いです。