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金賞よりも大切なこと|山崎正彦著|内容と感想|コンクール常勝校 市立柏高等学校吹奏楽部 強さの秘密

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金賞よりも大切なこと〜コンクール常勝校 市立柏高等学校吹奏楽部 強さの秘密という本がとても面白かったので、ご紹介したいと思います。
この本の著者は、山崎正彦さん。
武蔵野音楽大学の講師です。

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本の内容

この「金賞よりも大切なこと」という本は、著者の山崎さんが市立柏高等学校吹奏楽部の指導者である石田修一先生に密着し、間近で見聞きした出来事を書き記したものです。

1月の新体制発足から各コンクール、そして集大成となる年末のチャリティーコンサートまでのイチカシの活動内容が、まるで近くで見ているかのように感じることが出来ます。

【目次】
第1章  石田修一という人
第2章  <いちかし>とは
第3章  石田流の練習に見たもの
第4章  <いちかし>の本番に見たもの
第5章  コンクールの季節がやってきて
第6章  千葉県大会で見たもの
第7章  東関東大会で見たもの
第8章  そして普門館へ
第9章  いざ普門館
第10章  コンクールの季節 第2弾 秋 横浜編
第11章  コンクールの季節 第2弾 秋 幕張編
第12章  部活のなしうるもの
第13章  <いちかし>だけではない石田
第14章  次世代を育てるという意味であるなら
あとがき

目次の通り、まずは石田先生、イチカシ吹奏楽部についての紹介があります。
イチカシが観客の心を動かす為にどれほど練習を重ねているのか、200人を超える部活をどのように運営しているのかがよくわかります。

そして年間のスケジュールに合わせ、事前の準備がどのように行われるのか、バックステージではどんな風に過ごしているのか、というのも中々知ることが出来ない部分ですよね。

この本は2009年に出版されたもの。
石田先生ご自身でも2012年に「心をひとつに響かせる!」という本を出版していますが、外からの目線で書かれた本という事でまた別の面白さがありました。

吹奏楽ファンはもちろん、学校の部活運営に携わる全ての方に読んで欲しい一冊です。



[内容紹介]
千葉県柏市。
人口約40万人のこの市にある柏市立柏高等学校吹奏楽部(ブラスバンド)は全国の様々な吹奏楽コンクールで金賞を獲得し続ける金賞常連校だ。
この市立柏吹奏楽部を創立から率いてきた教師、石田修一氏が楽器もない新設校時代からいかにして吹奏楽部をここまでにしたか。
創設当初から少ない部員でコンクールに出場。
そこからあっという間に常に上位を狙う吹奏楽部に育て上げた。

コンクールだけではない。
日本全国のイベントに呼ばれての遠征演奏は数知れず、テレビ出演やプロ野球の開幕式での演奏経験もある。
さらには、アメリカや中国をはじめ世界各地からも招聘されるほどの知名度がある。
毎年部員が入れ替わる普通高校で、常に優れた吹奏楽部をどうやって維持していくのか。部員はごく普通の高校生。
こうした優秀な演奏を維持し続ける吹奏楽部を持つ高校は全国各地にある。
その代表校の1つと言える市立柏の1年を追い、演奏技術よりも大切な人間教育に主眼を置く石田氏の教育が結果的に金賞につながっている背景を記録したのがこの本である。

教育荒廃が叫ばれる中で、こんなにすばらしい高校生が現にいることを。
それが学校教育の現場の成果であることの驚きを本書は語っている。
学校教育も捨てたもんじゃない。
こんなすごい先生や生徒が現実にいることが本書を読むとわかる。
これからの教育を考えるためにも必読の書だ。

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